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いただきもの、自分たちで選んだもの、そんな"お品物"たちを記録しています。

いぎなりおすすめ/ふじや千舟 支倉焼

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仙台銘菓・ふじや千舟の支倉焼。
 
商談ではおとなしかった取引先のWMさんが豹変した。
「いぎなりってわかんねべ?」
「若い頃はやんちゃしててよぉ」
「カーーーーッ!(笑)」
居酒屋の座敷にひっくり返って膝を叩いて笑っている。妙齢のおじさんからギャップ萌えを教わった。
 
WMさんが教えてくれたのはそれだけではない。宮城で「いぎなり」は「すごく」という意味であること。萩の月は旨いし車で事故った時にお詫びの手土産にも使えるけど、それよりいぎなりおすすめなのはハセクラヤキであること。ハセクラヤキは萩の月の店で売っているお菓子だそうだ。
 
同僚KKYと帰りの仙台駅。銘菓の名前を忘れていたので「仙台銘菓」でGoogle検索。「支倉焼」、これっぽい。
 
我々「シクラヤキください!」
店員「…」
我々「(スマホの画面を見せて)これをください!」
店員「ハセクラヤキ、ですね。こちらは当店の商品ではございません」
我々「そ、そうなんですか!?」
 
漢字の読み方を間違えた恥ずかしさと「WMさーん!」という思いに心が揺れる中、終電の新幹線に間に合わないから今回は諦めよう!と、KKYと私ははやて号に乗り込んだ。
 
後日再訪した仙台駅。萩の月一色のおみやげ売り場の一角に支倉焼はひっそりと、居た。看板も陳列も商品説明も控えめでおとなしく、まるで商談時のWMさんのよう。観光客やビジネス客は知らなければ見つけられない、目に留まっても手は出ない、そんな支倉焼。
 
「支倉焼、バラでも買えますか?」
「バラ売りはしてませぇん」
バラで買おうとするシケた客には店員さんも仙台の冬のような態度ってわけね。5個入りを買った。
 
帰宅してAIと食べたら間違いないていねいな美味しさ。くるみミルク餡の饅頭のようなクッキーのようなお菓子。ふじや千舟のWebページを見ると、商品は支倉焼のみだった!1958年からずっと手作り。
 
これからもひっそりと仙台銘菓であり続けてほしいけど、売れないとまずいので仙台へ行かれた方はどうか支倉焼をお求めください!